病気の成り立ちを解き明かす
病気を様々な方向から調べることでその成り立ちを解き明かすことが循研の使命の1つです。解き明かした病気の成り立ちから、新しい診断法や治療法の開発に結びつけることを目指しています。
細胞、組織、動物モデルを使った研究(基礎研究)、一般住民の方を対象とする研究(疫学研究)、臨床情報や検体を対象とする研究(臨床研究)を循研という1つの組織で行うことには大きな意味があります。循環器の病気を様々な方向から研究することで、より深く病気を理解することができます。疫学研究と臨床研究を組み合わせることで、人の一生という時間の中で病気が起こる前、起こる時、そして起こった後を調べることができます。基礎研究と臨床研究を組み合わせることで、目に見えない分子の働きを実際の病気の成り立ちと結びつけることができます。そして、疫学研究と基礎研究を結びつけることで、ある人が病気になりやすい理由を調べたり、病気を予測する新しい検査法を見つけたりすることができます。
循環器病研究所は、久留米大学の心臓・血管内科、心臓血管外科、小児科循環器部門が連携する大学附置研究所です。内科、外科、小児科が集まって循研という1つの研究組織を作ることには大きな意味があります。子供と大人の病気の成り立ちや関連を調べることで、より広い理解が得られます。外科手術で得られるヒト組織を高度な解析方法で調べ、動物モデルと対比させることで、病気の成り立ちをより深く知ることができます。
具体的な研究内容や業績は、各科のホームページをご覧ください。
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