循研の活動

循研合同カンファレンス

循研は、内科、外科、小児科の循環器系臨床科が協力して研究を行う研究所です。異なる臨床科では、異なる発想や方法で研究しているので、循研は発想や方法の新しい組み合わせが生まれる場所になります。研究所では複数の科による共同研究プロジェクトが常にいくつか動いています。循研では、独創性の源泉である多様性をとても大事にしています。

多様性のある環境から実際に新しいものを生み出すためには、まずお互いを知ることが重要です。循研では研究を通じてお互いを知るために、循研合同カンファレンスを毎年開催しています。循研合同カンファレンスでは、疫学研究、臨床研究、基礎研究など様々な研究が紹介され、ディスカッションが繰り広げられます。各研究チームの若手が最新の研究成果をプレゼンテーションする場で、スポーツにおける練習試合の意味合いもあります。

発表やディスカッションだけでなく、多様性のあるメンバーがお互いを知ることも合同カンファレンスの成果だと循研では考えています。お互いを知る機会をできるだけ増やすために、循研合同カンファレンスは各科の若手研究者が協力して運営しています。運営を通じて、お互いの研究に関する考え方を知ることができ、考え方が1つではないことを実感できます。そして、考え方が違う人と1つのイベントを実施することの何処が難しくて何が必要かを体験できます。このような体験から得られるものは、将来プロフェッショナルとして自分のやりたいことがはっきりした時に、進むべき方向を指し示してくれることと思います。