久留米大学循環器病研究所の循研での生活

循研での生活

循研では、研究を始めたばかりの若手研究者10〜15人に加えて、事務・実験補助員を中心とするサポートチームが研究生活を共にしています。 日々の生活で公式・非公式の情報交換をする中で育まれる信頼関係が、循研の全ての活動の基礎となっています。

循研は研究の場であると同時に生活の場でもあります。循研メンバーは、かなりの時間を循研で過ごすことになります。自然と顔を合わせる機会が多くなり、キャリアや年齢も近いので、話をすることも多くなります。そこで出る話題は臨床、キャリア、日常生活のことなど様々です。人によっては研究室にいる間に認定医や専門医の試験を受けることもあり、その情報交換も盛んです。 もちろん研究にまつわることも話題になります。実験のトラブルシューティング、科研費申請書の書き方、学会であったこと、研究生活のグチなど様々です。循研メンバーがホワイトボードと向き合って、問題を書き出しながら1人で考え込み、あるいは数人で研究の相談をしている風景も良く見かけます。

するべきことが沢山あって想像以上に忙しい研究生活ですが、多くのことは自分でスケジュールを決められるので、まとまった時間を作ることもできます。循研での時間は、メンバー同士の話を通じて自分のことを振り返り、現在のことや将来のことを考える時間にもなっています。 循研では餅つき、うどんパーティ、おむすびパーティ、ぜんざいパーティ、フルーツパーティなどが開催され、腕に覚えのある人が活躍します。食材が手に入ったときに開催されるので不定期ですが、美味しそうな匂いにつられて皆が集まり楽しい時を過ごします。実験で手が離せない人の分を取り分けておく様子から、皆のやさしさや気配りを感じる時でもあります。

研究と言うと、1人で黙々と実験や調べ物をするイメージがあります。しかし循研では公式イベントやランチパーティのような非公式イベント、時にはテレビ・新聞など報道メディアの取材などがあり、なかなか刺激的な日々です。公式イベントなどで全力を出し切った後は、反省会と称する飲み会もしばしば開かれているようです。 このような研究生活を共にしてお互いを知ることは、循研活動の基礎となっています。研究には個人的な作業という側面はありますが、質の高い研究をやり遂げるには皆と力を合わせることが欠かせません。お互いを知り信頼することは、全ての活動の基礎だと循研では考えています。