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循研ピアレビューを開催しました!(2018年8月10日)
今年も循研ピアレビューを開催し、若手研究者が力を合わせて科研申請書の強化に取り組みました。
昨年までは、申請書の問題点と強みを直感的に見つけ、最大の売りを決めていました。今年はそれとは打って変わって、思考フレームワーク「理解の構造」に沿ったシステマティックな評価を目指しました。
初日は慣れないフレームワーク「理解の構造」に苦労し、混沌の中での開始となりました。しかし、計10時間以上のディスカッションを通じて、研究で達成したい目的の意義、目的達成のために解決すべき課題、そして課題解決に必要な方法や事実の関連を明らかにすることができました。全員が力を合わせてフレームワークを使いこなしながら研究課題の本質を追求し、全体像を少しずつ明確にして行く様は感動的とも言えるものでした。
今年は循研メンバーだけでなく、他科の先生や大学事務部門の方々もご参加くださり、様々な視点から申請書の内容や循研ピアレビューのあり方について検討することができました。
「理解の構造」は申請書の骨格であると同時に論文の骨格でもあります。今回の循研ピアレビューを経験することで、参加者の研究計画力、論文作成力ひいては課題発見・解決能力が一段と鍛えられたことと思います。