久留米大学循環器病研究所の新着情報

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循研ピアレビュー2020を開催しました!(2020.9.10)

循環器病研究所(循研)では恒例の循研ピアレビューを開催しました。COVID-19予防のためにマスク着用、十分な距離を取る、消毒を行うなどの対策を取りました。

今年は「理解できないものを理解できるようにする」という研究の基本に立ち戻り、レクチャーとワークショップを通して申請書や論文の構造と研究の価値を考えました。

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循研で使っている思考フレームワーク「理解の構造」については「雑感」の関連記事をご覧ください。 

 

第1回 理解の構造 (8月12日)

レクチャーでは思考フレームワーク「理解の構造」について解説し、いくつかの例を挙げて説明しました。ワークショップでは「自動車」をお題として、物事をどう理解しているかを「理解の構造」に沿って説明する課題に取り組みました。普段あたり前のように使っている自動車を説明することが意外に難しいことを実感しました。

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第2回 問題と理解の構造 (8月19日) 
レクチャーでは、第1回で整理したフレームワーク「理解の構造」に沿って「問題」つまり「理解できないもの」を理解できるようにする過程を整理し、「問題と理解の構造」としました。ワークショップでは、ある科研費申請書を例にとって文章ごとに分解し、「問題と理解の構造」に当てはめて整理しました。

 

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第3回 申請書と論文の価値 (8月26日)
ワークショップでは第2回で整理した申請書を3つの指標(研究の重要性、独創性、リアリティ)で評価し、レクチャーで「問題と理解の構造」と「申請書の評価指標」の関係を整理しました。後半では、科研費申請書に沿った実験がどんな発見に結びつき、どんな論文になったかを整理しました。

 

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