久留米大学循環器病研究所の新着情報

新着情報

「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催しました!(2016.8.17)

日本学術振興会事業「ひらめき☆ときめきサイエンス」を7月31日(日曜)に循研で開催しました。ときめき2016_1

これは科研費による研究活動を小中高生に紹介することが目的の事業で、全国の大学や研究機関で開催されています。

循研では「心臓病研究の最前線」と題して、超音波や顕微鏡による心臓の観察を高校生に体験してもらいました。ご参加の皆さんには、高校での学びの先に医学研究や医療キャリアが開けていることを、初めての体験を楽しみながら感じていただけたことと思います。

このプログラムにご参加の皆様、ご協力くださった高校関係者の皆様、循研メンバーに感謝いたします。

参加者の声
• 今日はとても楽しかったです。ありがとうございました。
• 自分は心臓の勉強に苦手意識がありましたが、本当に沢山の事を学べました。まだ高1ですが進路のことを考えながら、学校生活を過ごしていきます。
• 始めに心臓の仕組みをよく知ることで、後で自分の心臓を見た時にすごく理解出来ました。順番がすごく良かったです。
• 自分の心臓を初めてみて楽しかった。
• 図録か教科書でしか知らなかった心臓が臨場感あふれる現場で感じられて、とてもわくわくしました。
ときめき2016_2• 自分の心臓をエコーで見れたのが嬉しかった。マウスと人間の心臓がとても似ていることがびっくりしました。また動脈硬化になっている心臓と元気な心臓がとても違っていたのが見えて良かった。
• 楽しかったです。PTCAなどの話もあったら聞きたいと思いました。
• 実際に心臓をエコーで見て、右心室、左心室、右心房、左心房、弁などの器官がはっきり見えて超音波はすごいと思いました。
• とても楽しかったです。医師の方々と実際にお話しすることが出来て、とてもいい刺激になりました。普段簡単には体験できないような事がいっぱいで、とても良い機会になりました。
• エコーを自分でやるのは普段は絶対出来ないので、とてもためになりました。今回、心臓について知れたので良かったです。
• 今までにもひらめき・ときめきサイエンスの体験に参加したことがありましたが、今回が一番面白かったです。同じような機会があったら、また参加させて頂きたいです。
• 貴重な体験をありがとうございました。内容が濃く、普通は経験できないことを経験でき、また先生方が気さくで、すごく楽しく過ごせました。またこのような機会があれば参加したいと思います。
• とても分かりやすく、研究者の方が優しかったので楽しかったです。また機会があったら行きたいです。
• 細胞の染色だったり、エコーだったり普段できないような事が経験できたので、とてもためになりましたエコーは初めてで、また自分でとるという体験が、とても楽しかったです。

循研ピアレビューを開催しました!(2016.7.22)

今年も恒例の循研ピアレビューを開催し、研究生が力を合わせて1つの科研申請書の強化戦略を検討しました。

   雑感に関連記事「循研ピアレビュー2016の舞台裏」

 

総合司会を務めてくれた下園弘達先生と初めて参加した柴田龍宏先生に感想を聞きました。

   心臓・血管内科HPより転載

循研ピアレビュー2016.004

循研ピアレビュー2016.001

 

総合司会を経験して(下園弘達)

 先日、2016年度の循研ピアレビューを開催しました。ピアレビューとは昨年度に不採択であった科研申請書を循研や疫学班のメンバーで評価・検討するものです。

 今回、私は最終日の総合司会を拝任しました。研究に従事してから1年しか経過していない、最も新参者と言える立場ですので十分に役割を果たせるか不安がありました。当日までに議論の内容・会の進行について考えましたが、議論は流動的に進むので内容について十分に対策を練ることはできませんでした。そこで会の進行についてのみ対策を立て、単純に一つの事だけ忘れないようにすることにしました。それは私も含め全体の誰一人もが「一番の売り」を見失わないようにする事です。

 ピアレビューの中で「科研申請書の一番の売りを決める」という議題があります。総合司会として一番気をつけるべきは全員で決めたこの「売り」を見失い、全体の舵がとれなくなることだと考えました。誰か一人でも「売り」を見失えば、その人はピアレビューから外れてしまう形になります。新参者という立場を利用して、少しでも分かりにくいところは説明を求め、全体の雰囲気を見て疑問がなくなるように心がけました。やはり幾度となく議論が迷走の危機にさらされ、舵が切れなくなりそうになりましたが、先輩方の助けもあり何とか全員の力を借りてまとめることができました。

 十分な司会進行ができたのか自分では分かりませんが、少なくとも私にとってかけがえのない経験になりました。全員が一人の科研申請書のために膨大な時間と労力を惜しまない仲の良さ、これが当研究所の最大の「売り」なのかもしれません。今回の循研ピアレビューで科研費申請書が採択となるように申請者とともに祈っています。貴重な経験の場を頂き心より感謝します。

 循研ピアレビュー2016.002

 

循研ピアレビューに初参加して思うこと(柴田龍宏)

 本年度より循研ピアレビューに参加したが、心地よい疲労感と共に、新たな世界への切符を手にいれた気分(!?)に浸っている。

ピアレビューとは、一般的にはある評価対象について共通の専門的知識を有する仲間(peer)によって行われる評価や審査の事である。循研ピアレビューは前年度不採択だった科研費申請書1つを課題に据え、若手循研メンバーというpeerによる3日間の真剣討論が行われ、“採択される科研申請書”を目指す取り組みである。重要性、独創性、リアリティ、読みやすさという4つの確固たる軸の中に、売りと問題点とを若手が自由に論じる事のできる“ゆるさ”を内包している。

ピアレビュー中には何度か「ブレイクスルー」が起きる。それはちょっとしたきっかけで起き、必然と偶然が入り混じっているように感じるが、とにかく、そのブレイクスルーによって散っていた論点が一気に収束していく。毎日自分の机に向かっているだけでは絶対に得ることのできない、集団の突破力を目の当たりにする。

不採択だった科研費申請書が、3日間で蛹から蝶に変わっていく姿に感動する。この経験は絶対にしたほうがいい。循研ピアレビュー、参加すべしです。

循研ピアレビュー2016.003

Dr. Peter Libbyが循環器病研究所に来訪されました!(2016.7.15)

7月12日にDr. Peter Libbyを循環器病研究所にお迎えしてリサーチミーティングを開催しました。

160712_peter-libby_%e5%be%aa%e7%a0%94Dr. Libby(Brigham and Women's Hospitan, Harvard Medical School)は、循環器病研究の世界的リーダーの一人です。特に動脈硬化研究では第一人者で、福本義弘教授と田中啓之教授がハーバードに留学された時の研究室を主宰している方でもあります。

リサーチミーティングでは、林真貴子先生、伊東壮平先生が進行中の研究データを、井形幸代先生が最近の論文について発表し、それぞれにコメントをいただきました。Dr. Libbyからは「ボスが間違っている時こそ新しい発見がある」ことを大動脈瘤研究の実例を交えてお話しいただきました。

世界をリードする研究者の前での発表は大変緊張する経験でしたが、大いに刺激になりました。

 

雑感に「循研ピアレビューの歴史」を掲載しました(2016.6.14)

雑感に「循研ピアレビューの歴史」を掲載しました。

循研ピアレビュー開催のお知らせ(2016.6.8)

今年も恒例の循研ピアレビューを開催します。

6月15日 テーマ「問題点はどこに?」

6月23日 テーマ「売りを探せ!」

7月6日 テーマ「突破口はどこだ!」

循研ピアレビューは、若手が力を合わせて科研費申請書をブラッシュアップするイベントです。各回のテーマに沿った3回の濃密なディスカッションを通じて研究プロジェクトの意義、独創性、実現可能性を探ります。

興味のある方は、循環器病研究所にお問い合わせください

昨年度の循研ピアレビュー

欧州心臓病学会(ESC2016)に6演題が採択されました!(2016.5.19)

欧州心臓病学会が2016年8月27日から31日の間、イタリア/ローマで開催されます。

この学会に以下の6名の先生の演題が採択されました。

おめでとうございます。
 
甲斐久史先生、大野聡子先生、古荘 文先生、平方佐季先生、岩元美子先生、西田憲史先生

アーカイブを見る